「最後にティグ殿……。貴方には海軍、軍団長を命じます」



「「!?」」



ランスとブレイドが顔を見合わせ、驚愕する。

それもそのはず、ティグは昔からの傭兵仲間で、ランスらの部下でもある男だったからだ。



「ティグ殿、よろしいですか?」


ロインは淡々と、そういった関係を無視するようにティグに尋ね掛ける。


「……了解、しました」


ティグは重い口を開き、返答するしかなかった。