闘いは絶頂を迎え、2匹の獣は満身創痍であり、その姿は見るにもおぞましい程である。 人にして、ヒトに非ざるその邪悪な存在感は、目を背けたくなるモノでもあった。 「「っ!!?」」 だからこそ、ジェノスを始めヴォルト、紅拳は、驚愕する。 この殺気の渦の中にあって、闘兵衛の気の質が、変化したからであった。