「そう……。確かにアレは若干、アタシのとは違うみたいネェ?アレじゃあ、ナニも残らないワ」


ジェノスは自分と比較するように考察すると、口を開く。



「まさしくヒトの生命を刈る、死神の名を冠するに相応しい存在ネ……」



その肩書きに狂いのない存在は、ジェノスの認めるモノとなる。


頭に血が昇ると、暴走するのはジェノスの専売特許といえた。


しかし、ソレは敵に対してである。


たまに味方も巻き込む事があるが、闘兵衛らの持つ理不尽な殺意と比べれば、可愛いモノだった。