「貴方達には、貴方達の人生があるのですから」 その言葉には、アークらを心配する意味が篭められている。 「……承知しています。御武運をっ!!」 アークは大きく頷くと、真剣な表情で答えた。 「……」 微笑みを浮かべ、納得するように桃華は頷く。 「さて、行くか……」 闘兵衛は誰に言うワケでもなく呟き、蛮族の城に視線を送るのだった。