組織を作ろうとする者達が、個人の能力をアテにする事は、明らかに矛盾した思考である。



組織に必要な者は人間、平均的な能力を有している人材であろう。

突出した能力を持つ人材は、特効薬とも猛毒ともいえるモノで、集団という概念では浮いた存在になってしまう。


適材適所。


という言葉があるが、平均値しか持たない人間がその数値以上の役割を果たす為には、平均値を上げる人材が必要となる。


それこそが上に立つ人間の、存在意義であった。