「……クッ!?」 苦痛に耐えるように闘華は呻き、過去の思い出を振り払う。 過去― 覚悟と、責任― 己の俄を通す闘兵衛に対し、闘華が語った言葉である。 そして、その言葉の重みを、未だに掴みそこねていた。 今現在の状況、立場― 闘華は太刀を正眼に構えると、気持ちを整えるのだった。