しかし、ソレで終わりでは無い―



牙を剥き出し、兇気滲みた表情の闘兵衛は空中でも止まらずに、ブレイドを見据える。


気を失い、床に倒れ込んでいくブレイドの喉元に闘兵衛の右脚足刀が、迫っていく。



『ゴリュンッ』



鈍く、砕ける音が室内に響いた。


およそ人間が出して良い音では、無い―



絶命の音、だった。