「ッなんだっ!!テメェはっ!!?」



ジェノスに食いかからんと、鞘に納められた剣の柄に手を掛けるブレイドは、闘兵衛の登場に大声を上げる。


牽制する意味も含めて、なのだが、闘兵衛は動じない。


そのやり取りをジェノスは冷笑を浮かべたまま眺め、視線も送らずに部下達に指示を出す。


波が引くように、海賊達は闘兵衛とブレイドから遠ざかっていった。