「朝起きたらびっくりした。隣にいた名前も知らない人が急にいなくなってたから」



アタシを真っ直ぐ見る視線が刺さる。



「昨日のことお礼が言いたかったのに、彼女はいない。朝から後悔してた。なんで連絡先聞かなかったんだろう、って」 



お礼…?



「でも、また逢えた」






突き放した彼が
アタシに近づいてくる



動けない…