「…先生、あたしも恋してるから共感しちゃった」

恥ずかしそうに、照れながら笑うマヤはかわいかった。

「あたしも」
「俺も」


みんなの意見が、溢れだす。

「ふふっ、みんなと一緒で短歌にも心があるのよ。
でも普通の短歌じゃ引き出せない。古典だから特別なの」


ゆっくりと深く説明していく。


「古語が分からないのがあるかもしれない。そんなとき、わくわくしながら意味を探すのも楽しくない?」



「そうだよな…なんか興味がでてきたよ。」


「なんか応援したくなるよね。言いたくなるよね!
あたしも同じ気持ちだって」


あたしも笑顔になるよ。


まずは興味を持つことから始めよう。




昔のアタシが
ここにいるみたい…