「お前、遅刻だよ? もーお。遅刻すんなっていったじゃん。 俺が主任に怒られるのわかってよー」 はぁ。とため息をつく瀬戸山先生。 いきなり慌てて入ってきた生徒に アタシは目を丸くした。 彼のことを、 美少年と言うんだろう。 周りの女の子達の目が とても輝いているのが分かる。 栗色のふわふわな髪。 ワックスで整えた髪形が 今ドキな感じ。 栗色… 栗色!?? 見た瞬間、 ヤバイ そう思った。