「あの夜…俺はセンセイを抱いた」


―…センセイを、抱いた―



真剣な眼差し。

鋭い瞳。

力強い、太い声。



ああ、もう逃れられない。



「でも、ぶっちゃけ、先生から求めてきたのは本当。」


クスクス笑う甘い声。

それが、彼のいじわるさ。

「…それは…嘘でしょ」

余裕なんてない。

突然の告白で、アタシだって何がなんだか分からないのに…


手の感触で分かる、あたしの汗。






動揺してる…?

ううん。


緊張してるの。