「それ本当? どうして? 仕事も私生活も順調だし、別にスキャンダルも無いのに……」

右手を握り込み口の前にあて、ヨシダが考え込む。

「とにかく、リッカをひとりにしないでくれ。あと、相手の目的がわかるまで、昼は俺とレンの再生を続けて欲しい」

「いいけど、夜は?」

「出来ればキミかウメモトに泊まり込んでもらいたい。それから……」