さらなるジンの言葉に、今度はバックミラーを確認する。

バックミラーには、確かにジンが言うように黒いバンが2台映っていた。

「えぇ? 多いなぁ。何かしら? どっかの記者?」

「わからない」

そのまま、バイクと2台のバンは、目的のラジオ局まで付いて来たが、局の地下駐車場までは入って来なかった。