聡はベッドの端に座り美咲を膝の間に立たせ見上げて見つめる

「美咲」

「ん」


両手をギュッと握る

「…お前の全て知りたいし俺のすべても知ってほしい」


「ん」


「お前が…欲しい」

聡は下から見つめながら美咲の頬に手を添える

手は頬から 髪、耳、首筋、 肩まで撫でる


「ん…」


そして聡の手は美咲の浴衣の襟にあてる
そして
そのままゆっくり
開く


「!!…だめ…」

「大丈夫だから…」

美咲は両手で聡の腕を押さえるが

見上げる聡の瞳と合うと押さえる手の力が入らなく少し震える


「怖い?」


「こわく…ない」


「大丈夫」


「ん…」