「なぁ…」


「なに?聡くん…」

抱きしめていた手に少し力が入る
(ギュッ)


「俺も聞いてほしい…」


「うん。いいよ」


「聞いて…俺から離れても…大丈夫だから…」


「多分…私の気持ちは変わらないから。すべて聞くよ」


優しく微笑んで聡を見つめた