声が聞こえる。
誰かが啜り泣く声だ。

一人じゃない。
複数人の。

目を覚ますと、上には白い世界が広がっていた。
どこかの天井のようで、所々にシミが付いている。

ここは天国か?
少なくとも地獄ではなさそうだ。