美咲がメモに目を通そうとする。
イケメンはそれを優しく制止した。

そんなに重要な物なのか?
余計に気になる。

「その紙に書いてある人物は、きっと力になってくれる筈だ。」

そう言うと、イケメンはプイッと身体を背け、忙しそうに机に向かった。

その感じがまた、怪しくてとても気になったが、本当に忙しいようである。
俺らはすぐに、看護婦達の手によって診察室から追い出された。