小さい頃から身体の弱かった俺は、いじめられっ子のもやしっ子だった。
そんな俺に痺れを切らした父親は、ある日プロレスを観に行こうと言い出した。

当時の俺は暴力的な物が嫌いで、プロレスなんて野蛮だと思っていた。
だが、観戦している内に言葉にし難い感動が込み上げてきたのを覚えている。