「もったいないなぁ…。せめて、もう一口。」

アタシは心の中で溜息を吐いた。
何というか、コイツが年下だと気付いてから、どーも強気になれなくなっているのよね。

(本当に一口だけよ?)

健吾は、アタシが言い終わると同時に、缶を口に当てると天を仰いだ。

おいおい、その角度はまずいでしょ!?