それから、次の日も次の日も私は屋上に行った。
そして、桐嶋とずっと他愛もない話で盛り上がっていた。

その度に何気ないことで桐嶋にときめいていった…。


「お前さぁ、好きな奴とかいんのか?」

「…は?何、いきなり…」


桐嶋の問いにビックリした。


「いや…、なんとなく…っな!」


いつもはそんなことを言わない桐嶋だったから不思議だった。


「ん~、好きかどうかは分からないなぁ」

「そう…か」


私はこの際だから聞いてみた。
それは無いって言われる質問だろうけど…。


「桐嶋はさぁ、教師と生徒の恋愛ってあると思う派?」


…少し、嫌な質問なのかもしれない…。
だけど、私は気になった。