俺の部屋から千穂が
消えてしまったあの日を思い出していた

千穂は俺を嫌いじゃないと言っていた

むしろ、好きだと
言ってくれていた

だけど、俺には千穂を
救う事は出来ないと
決め付けられた

俺が辛く苦しんでいた頃千穂もまた苦しんでいた

出会いも別れも
味わっていた

それが千穂にとって
良かったのか悪かった
のかは、俺には解らない