『…衣?…真衣っ!?』 美菜が呼んでいた。 『真衣、どーしたの?涙出てるよ!』 ハッとする。 気が付いたら真衣の目からまた涙が溢れていた。 『ハハッ!目にゴミ入ったっぽい!イタタタ…じゃ、また教室でね☆!バイバイッ!!』 真衣は追求されるのが嫌で嘘をつき、逃げてしまった。 後ろで美菜と直樹が何か言ってたけど…聞きなくなくて止まらなかった。