〜将斗目線〜 俺は晴れて千葉の聖陵高校に陸上・ショートスプリンターの特待生として推薦入学した。 本当は、真衣ともっと一緒にいたかった。 でも、中学の時の顧問の先生も両親も、聖陵への入学を進め、応援してくれた。 だから俺は、家を出て聖陵に進学した。 正直、悩んだ。真衣はさみしがりやだから、俺が遠くに行ったら泣くと思った。 真衣を泣かせたくなかった。でも…俺は真衣を裏切って、自分の道を進んだ。