『ミユが教えてあげるよぉ。
白川サンはぁ,

学校に来る必要なんてないし

荒井先生の言うこと聞く必要もない。
分かるぅ?』
『それで?』
『それで?
それでねぇ,荒井先生と無駄に話さなくていい。

まぁ学校辞めてくれたら1番いいけど。』

.........読めた。
こいつ...。
『荒井とあたしがくっつくのが嫌なわけだ。
あんた荒井のこと好きなんでしょ?
あたし別にそういうつもりないから。
荒井とか興味ないし。』

『ミユはぁ,白川サンのそぉゆうのが気にいらないのぉ。』
気に入られたくもねぇよ。
『そぉやってさぁ,興味がないふりして男の気引くのとかさぁ,本ッ当ミユいらいらするぅ。』
そんなの別にあたしのせいじゃないだろ。
男が勝手にやってんじゃん。
『荒井先生にもそぉゆうのやられると,ますますミユはむかつくのぉ。』

『分かってくれたよねぇ。白川サンなら。
そぉゆうことだから。』
言いたいこと言ってとりまきとキツネは屋上から消えた。

残されたのはお茶をかけられたあたしと沈黙。

『はぁ.......。』
そして大きな溜息。
今までで最もやっかいなことになりそうだ。
男絡みとなるとさらにややこしい。

とりあえずご飯を食べて帰ろう。
早くお風呂に入りたい。