ゆるやかに時は流れている。
あたしの周りも,あたしの中身をも取りこぼすことなく。
ゆっくりゆっくり。
変わることも飽きることもなく。
初めに荒井に呼ばれたその後,何度か呼び出しをくらっている。
そのたびに今日はどういう話だろうと,柄でもなく考えている自分がいる。
呼ばれてもたいした話しはしていない。
ただあっちが
『ん――。話し相手がいなかった。』
とか
『いい加減シュウって呼べよ―』
とか。
どうでもいいことばっか。
でも正直嫌じゃない。
むしろ時々楽しみにしている自分がいる。
―――あれ以来,あたしは学校を休むことはしていない。
遅刻は相変わらずだが。
仕事も休むことなく。
平凡な日々が流れていく....はずだった。
久々に仕事が休みとなり,いつもより早く学校へ行った。(早くと言っても9時半。)
授業は一時間目。
こっそり入って席につく。
『おはよう,ナル。』
前から声がした。
.....荒井だ。
『今日はえらく早いんだなぁ(笑)』
『別に....』
いつも通りそっけなく答える。
席に着いて,いつも通りぼぉっと授業をうける。
いつも通り時間が過ぎた。
いつも通りチャイムが鳴り,授業が終わる。
そう,いつも通り授業を受けて昼休み。
あたしの周りも,あたしの中身をも取りこぼすことなく。
ゆっくりゆっくり。
変わることも飽きることもなく。
初めに荒井に呼ばれたその後,何度か呼び出しをくらっている。
そのたびに今日はどういう話だろうと,柄でもなく考えている自分がいる。
呼ばれてもたいした話しはしていない。
ただあっちが
『ん――。話し相手がいなかった。』
とか
『いい加減シュウって呼べよ―』
とか。
どうでもいいことばっか。
でも正直嫌じゃない。
むしろ時々楽しみにしている自分がいる。
―――あれ以来,あたしは学校を休むことはしていない。
遅刻は相変わらずだが。
仕事も休むことなく。
平凡な日々が流れていく....はずだった。
久々に仕事が休みとなり,いつもより早く学校へ行った。(早くと言っても9時半。)
授業は一時間目。
こっそり入って席につく。
『おはよう,ナル。』
前から声がした。
.....荒井だ。
『今日はえらく早いんだなぁ(笑)』
『別に....』
いつも通りそっけなく答える。
席に着いて,いつも通りぼぉっと授業をうける。
いつも通り時間が過ぎた。
いつも通りチャイムが鳴り,授業が終わる。
そう,いつも通り授業を受けて昼休み。