それはそれでもういい。
分かってほしいなんて思ったりしない。
というかきっと解らないだろう,誰も。
誰も気付くことはないだろう。


あたしの思想はあたしだけのものでいい。
あたしのことなんて誰にも解らない。

あたしの《あたまのなかみ》なんて誰にも読めるはずがない。

なんて閉鎖的なの,って皮肉な笑みを浮かべる。
ぁあ,もう昼休みはあと10分。
もう少しだけこの空を眺めて,また考えよう。
明日の仕事のことや将来のことや.....

そして荒井のことも,ついでに。