不機嫌な真衣へ一枚の紙を渡す

その紙には今夜の予定。
まるで修学旅行のしおりみたいに(笑)

(イタイ、イタイ。オレ、イタイよぉ)

ゆっくりとアッコちゃんを動かしながら…

『えー。本日は祐希ツーリストのクリスマスツアーに参加いただき、誠にありがとうございます。』

『はぁ!?』

『予定はお配りした通りとなっております。』

『…プッ!ハハハッ!アハハハッ!』
『ねぇ?真優?おかしな人いるよぉ?イタイよねぇ!バカ!って言ってやりな?真優?』
『パァカ。パァカ!(バァカ。バァカ!)』

口も達者になってきた真優。なぜならいつの間にかクリスマスも二度目を迎えるからなのだ。

『只今、竹ノ塚へ向かっております。まずは光の祭典。その後、お食事となっております。』

『はぁい!真優ぉ?キラキラ見に行くんだってぇ。楽しみだねぇ。』
『ヒラヒラ見うぅ!(キラキラ見るぅ!)』