いきなり2人は嫌だろうな、ってちゃんと考えたんだからな?
祭りが嫌いなロゼに、わざわざ頼み込んでまでしたなんて、メイが知るはずないけど。
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…ある程度は、予測出来た。
「レオ様―――っ」
けど見つかるの、早くねぇ?
あっという間に女に囲まれる。
すぐさま、俺は表の顔に切り替えなきゃならなかった。
小さい頃から、親父の背中を見て育った。
"貴族らしく"
それが親父のモットーだった。
俺もそれに巻き込まれ、"嘘の顔"という仮面を被った。
今では、もう慣れた。
そんな"嘘"の俺に、女は寄ってくる。
上っ面だけで判断されて、いい気分はしない。
けど俺は、嫌な顔せずにいつも通りに対応した。