カランカラン♪


清々しいベルの音もいつもより大きな、少しイライラした気持ちが混ざり、まるで私の気持ちそのまんまな音色だった。

その音をいち早く察知したマスターは笑いながら私をからかった。


「お♪アキとユウじゃん!!
ユウ…何か会ったんか………?まぁどうせヒロのこと怒ってんだろ(笑)」


マスターの発言にアキはあたふたとした。
それを見たマスターの顔が曇る…………。

そうです!!!
マスターのおっしゃる通りですよ!!!!



「そだ!!!お前ら!今日はキナコも来てっぞ」


マスター………
話逸らしたね………
でも私はそんなの気にしないでキナコの元へ走って、キナコの隣りのソファーにダイブした。


「キナコ姉!!!」


キナコは私に歯をキラリと光らせて笑った。


「もう……!
相変わらずだなぁ。ユウは………」