「ユウ!!!だ………大丈夫か………?」


困ったような、心配したような、すごく愛しい顔をしてこっちを見るヒロに私はドキドキしてしまった。


体がおかしい………



たまに心臓らへんに走る衝撃…………



私、病気なのかな……?


なんて思ってる間もマジマジとヒロは私を見ていた。



「大丈夫だよ☆ちょっと疲れてただけだし!!」


ニッコリと笑い、手でピースを作った私を見てヒロはため息をついた。

「……………良かったぁぁぁ」


下を向いていても、私にはわかったよ…………

キミの顔が、真っ赤に染まってたことを…………





ふと急に今までヒロとケンカしていたことを思い出した私はぐるんと頭を後ろに向けた。


「…………………ゴメン」


ボソリと言った私の声が通じていたのか、ヒロはニカッと微笑んだ。

その顔がすごく可愛いかった……………