目を開けると低めの天井。ベッドのすぐ横の椅子には可愛い顔して眠ってるヒロ。


時計を見ると5時半……


結構寝てたんだなぁ私ったら………。

なんて思ってるとカーテンの向こうからやってくる誰かが歩く音。

カツンカツンとヒールの音を鳴らして先生が来た。


「やっと起きたのね☆大事には至らなくて良かったわ。
そうそう。
松木君がね、貴方を保健室まで連れてきてくれて、授業も休んで看病してくれたのよ………」


やっぱりあれはヒロの声だったんだ。

ヒロの声には助けてもらってばかりだよ……………



「…ん………………」


軽く背伸びをしながらヒロが目を覚ました。

ヒロは私と目が合うと私の肩に手を置いて、真剣な目をして喋り出した。