「先生、オレら、そんなつもりで言ったんじゃないよ!」 その言葉も先生には届かなかった。 先生は「いじめ」について語る。 わたしたちがどんなにヒドイ事をしているか、人をどんなに傷つけているかを語る。 わたしたちが楽しそうにお弁当を食べていることも。 友達とおしゃべりしていることも。 ヒドイ行為で、人を傷つける行為とのことだった。 そしてそのまま、わたしたちがお弁当の続きを食べることは許されなかった。