――――もう一回、俺と付き合って―――







『いやぁぁぁぁぁぁっ!!!!!』




「ぅえっ!?」




はっとした。




目が覚めた




横には




……横には?




眼鏡を探して




かけてみたら




「ちょっ…もっと普通に起きてよ…びっくりし」
『叶君!?』




「あ、やっと俺の名前読んでくれた」




起き上がる



うん?ソファ?
てゆーかここどこ?




「びっくりだよ、女の子倒れてると思ったらココロちゃ」
『ちょっちょっちょっと待って!!』
「へ?」




またも会話を遮り




『ここ叶君家?』




ちょっとびっくりした顔で「大正解」
ニカッて笑う彼。




話戻って私倒れたってのは分かった




『タイミングいいね』




「何のさ」




『叶君通らなかったら私、』




……私、なんだろ。
どうにかなってたかな……




別に、いっか。




「俺がいっつも行ってる……場所の、通り道だったから」




あーそっか……




『ありがとう』




「え」




『何そんなびっくりした顔してんの』