「じゃあ、そろそろ飯食うか。斉藤に話してやってくれる?池田先生のこと」
「うん。任せて。千夏、元気になると思う。まーちゃん本当にありがとう!!」
まーちゃんは、さっと立ち上がると私の頭をもう一度撫でた。
「お前さ、変わったな。あんないい笑顔でありがとうって言えるなんてさ。昔のお前は、あんな顔できなかったから」
いつもふてくされて、
気持ちと反対のことを言ったり・・・
目を見るのが嫌いだったし、
人前で笑顔になることも恥ずかしくて嫌だった。
「悔しいけど・・・まーちゃんのおかげだよ!!」
私は、照れ隠しにまーちゃんの背中を叩いて、食堂に走り出した。
変わった私を、まーちゃんはどんな想いで見てくれてるのかな。
私、これからもっと変われる気がする。
まーちゃんさえいてくれたら・・・
叶わぬ夢だけど・・・
まーちゃんが欲しい。
まーちゃんが欲しいです。