部屋に戻るようにと、他の先生に怒られて私と千夏は部屋に戻った。


目を閉じてもなかなか眠れなくて、ふとんの中で2人でコソコソと話し続けていた。



いつの間にか、違う話になっていて、さっきまで大泣きしていたのが嘘のように笑ってばかりだった。



朝になって、目覚まし時計の音に起こされた。


千夏の様子がおかしいことに気付いた。



眠いのは夜更かしのせいなんだけど、フラフラして起き上がれないと言う。



私は、廊下にいた佐藤先生に千夏の具合が悪いことを伝えた。


佐藤先生は、みんな辛いのは同じだから頑張るようにと言った。



「千夏・・・どう?」


「ちょっと吐きそう」




私は千夏を寝かせたまま食堂へ向かい、まーちゃんを探した。



まーちゃんなら、わかってくれる。


仮病とかじゃない。


千夏は具合が悪い。