『じゃ、そーゆーことだから、じゃあな』


冷たい声。


そのあとには、虚しく機会音が聞こえた。


あーあ。
信じてたんだけどな。


俺はもうここに、いれないや。


俺はーーただの意気地無しだ。


ここでみうを待って、問い詰める勇気すらない。


ちゃんと向き合わなきゃいけないのに。


だめだなあ。


大好きだったよ、みう。
さようなら。


俺は自分の荷物を持って、その場を去った。