おれは、みうを愛していて。


みうは、俺を愛している。

俺は、みうを愛していた。


みうが心臓の病気なら、みうに俺の心臓を迷いなく差し出す。


肝臓の病気なら、肝臓を。


それくらいみうに、全てを捧げていた。


しかし、別れは突然やってくる。


それは、ある土曜日の事だった。