ほとんどの子が

祐介なんだ…

あたし勝ち目ないじゃん…

こんなに沢山の子から貰うんだったら

あたしは違う人にあげればいい

ただそれだけの話じゃない

だけど

始まったとたん

あたしの足は動かなくなっちゃったんだ…

ホール全体が真っ暗になって

自分がどこにいるのかもわからない状態

だから壁がわを探るようにしてゆっくりと歩くあたし

「心菜」