「まぁ…そうです。」

そう言ってヘラッと笑う。


よかった……

この様子だと、ギリギリキスしてたところは見られなかったみたい。


ふぅー…

安心の溜め息がでた。


「それじゃ俺は職員室に戻りまっす。」


そして恩田先生がドアに手をかけた。



「あ……陸、あとで屋上こいよ!」


「はぁ?」

「タバコ。吸いましょー♪」


そう言って恩田先生は去っていった。



「なんか恩田先生ってテンション高い…」

「だよな?中学のときからあぁなんだよ。」


懐かしそうな陸の顔。

そうだよね……

陸だって中学生時代があったんだ。


その頃の陸をちょっと見てみたいかも……

あ!そうだ!!




「今度、陸の家行っていい!?」


「ブッ!!」


陸が飲んでいたお茶を吹いた。