「あ!あれは自衛隊の飛行機っ」


「…………。」


「ねぇ!そーですよねっ?」



そういうことか……。


孝之………


お前は本当にわかりやすい。


「ねぇ、陸サン………」


「なんか話があるんだろ?早く言え。」


「………。」


いきなり黙った孝之。

図星か?


動かなくなってしまった孝之。


俺はそーっと顔を覗き込む。


「孝之……?」

「あのさ……」


「ん?」



「見間違いかもしんないけどさ、」

「うん」


孝之が一回深呼吸した。






「君たちさっき…キスしてた?」