片付けが終わり、ケーキと紅茶を用意する。


それを居間に持って行った。


テーブルに置かれたケーキの箱。


箱を開けると、いろんなケーキが入ってる。



「うわぁ!」



目をキラキラ輝かせる桜。



「ケーキだぁ」



喜ぶ海。



「好きなの選んで」



悠翔さんがそう言うと、2人で競い合うようにする海と桜。



「桜は…イチゴのケーキ!」


「僕は…この白いの!でもクリスマスでも誕生日でもないのにケーキ食べてもいいの?」


「いいよ。ひとつと言わずに何個でも食べていいぞ」



悠翔さんが海の頭を撫でる。

海が「わーい!」と大喜び。


海と桜がケーキを食べ始める。


黙々と食べる2人を、悠翔さんは笑顔で見ていた。