「何をしている。早く立ち上がらないか?戸田将平。」
看守らしき男がまた問いかける。トダショウヘイが俺の名前なのか?
そして、すぐに看守がもう二人こっちに来た。牢の扉が開き、看守の二人が入り、俺の両手首に手錠をかけた。
三人の看守と共に俺は背中を押されながら牢に挟まれた通路を歩いてゆく。そして、気付く。両方向には牢、囚人達が俺をじろじろ見ていたのだ。俺は彼らから目を逸らしながら歩む。
俺はどうなるんだ。出れるのか?ここを…。本音はこれだった。
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