「う″わっ…これ、高いアイスじゃん!
誰からもらったの?」

「晴香。お前と一緒に食えって。」

言いながら、お兄ちゃんはカップの蓋を開け、小さなスプーンでアイスをすくって食べた。

あ…。
晴香さんか…。

私がアイス好きっていう事までお兄ちゃん言ったのかなぁ~…。

私もベッドからじゅうたんに座り直し、アイスを一口食べた。

「おいし~い!!」
ん~っ
やっぱ高いアイスは違うね♪

アイスの事では晴香さんに感謝するか(笑)

私がアイスに夢中になっていると…



「お前、今日駅でキスしてたろ?」


ひぇっ!!

い…いいい今…なんて…―

お兄ちゃんに急にそう言われ、心臓が止まりそうになった。