「へぇ~…
ついにデートの約束したかぁ~!」


「うん。
でも、何か恥ずかしいなぁ~…。」

私達は、朝のおやつを机の上に広げて話を咲かせていた。

「今日のデートでキスくらいしてきなさいよ」

彩花がポッキーをかじりながらイタズラっぽい笑みを浮かべた。


「キッキス!!??」

キスって…キスって~!!

「何よ。
おっきい声出して~…
付き合ってるんだから、それくらい当然でしょ~。」

「じゃあ、彩花は…?」

「それくらい、当たり前じゃない。

むしろ、2週間くらいっつったら、Hもしちゃってたし。」

「ぶっ…!!」

さらりとそんな事を言う彩花に、飲んでたカフェオレを吹き出しそうになった。
「まじ?」

「まじまじ。」

すっごいなぁ~…

彩花。

私なんてまだ谷川先輩と手すら繋いでないっていうのに…。