「おはよう。みくちゃん。」

にこやかに晴香さんが私に挨拶をしてきた。

「お…おはようございます…」

「昨夜はごめんね。
うるさくなかった?」


ひぇっ!!

私は持っていたお味噌汁をひっくり返しそうになった。

うっ…うるさく…って…///

どどどどどういう……―

なんだか、私の方が動揺してしまう。

そんな私の様子を見て、晴香さんはクスッと笑った。

「可愛い。みくちゃん。」


…バッバカにされたぁ~!!!

悔しい~~!!

そりゃ、私はまだガキだし動揺しますよ。

ええ。ええ。まだ経験もないですとも。

私はごはんをかきこんだ。

「大丈夫だって、晴香。
どうせこいつイビキかいて寝てたんだろ~し。」

お兄ちゃんは私を横目で見て鼻で笑った。


…なんっか、この2人…

すっっっごいムカつくんですけどっっ!!