『りん?久しぶり。』
「…ふぇ?!」
名前をみずにとった電話の声が亮ちゃんだったから、驚いたあたしはへんな声がでた。
『ばか。
なに緊張してなんだよ。』
「…うるさい…」
電話先で亮ちゃんが笑っているのがわかった。
それを想像してあたしはにやけた。
『それはいいとして、明日の夜ヒマ?』
「…夜?
ヒマだけど?」
『明日の夜、この前研究室にいたメンバーで飲み会するんだけど、りん来る?』
「…何であたしが?」
『この前騒いでたよしきってヤツが、りんを連れてこいってマジうるさいから。
明後日部活ないだろ?』