「今日、ヒマ?」 車に乗り込みながら、亮ちゃんが聞いてきた。 「うん、ヒマだよ。」 「じゃあどっか行くか?」 「行く!」 ヤバいー… にやける! 運転している亮ちゃんを横目で見ながら、あたしはほほがゆるみっぱなしだった。 だって、2人で出かけるってデートみたいじゃん! 亮ちゃんがつれていってくれたのは、うどん屋さんだった。