「著作権など!我々、ダークメイトに関係あるか!」

あの世界に一匹しかいないと、豪語する黒いネズミが、殴りかかってくる。


「うわっ!夢の国なのに!」

あたしは、黒いネズミのパンチをかわした。

青いネズミは、ポケットに手を入れた。

「じゃじゃじゃん!どこでもチェンソー!」

鋭い目付きで、斬りかかってきた。

「ほおほおほほ」

後ろに回ったバ○タン星人が、あたしのスカートをハサミでめくって、笑い声を上げた。

単なる変態のあえぎ声にしか聞こえない。

「舐めるな!」

あたしは、バ○タンの顔面に、後ろ蹴りを入れると、マスコットキャラクター軍団から離れた。

「着ぐるみの癖に!」

あたしは、乙女ケースを突きだした。

「装着!」

眼鏡が飛び出し、あたしは乙女レッドに変身した。

と同時に、鹿の角を生やした三兄弟の1人が突進してきて、あたしの胸を触った。

至近距離で見ると、あの顔は変態にしか見えない。

「は、は、は、恥じらいの膝!」

あたしは、膝で鹿の角のやつの顎を突き上げた。

気絶したようだが、着ぐるみの為わからない。

「乙女の胸に…」

あたしが一息ついていると、またスカートがめくられ、バ○タンが笑っていた。

「て、てめえは死ね!」

あたしのかかと落としが、バ○タンの頭をかち割った。


(パワーが上がった!?)

マスコットキャラクター軍団との戦いを、観察していた哲也は、乙女レッドの変化に気づいた。

(恥じらいの…乙女レッドか)

そして、フッと笑った。



「著作権違反野郎どもが、かかってこいや!」

キレたあたしに向かって、白い悪魔がサーベルを抜いた。ビームでは、できていない。

彦○○んも、剣を抜いて向かってくる。

青いネズミはチェンソー!

他に詳しく書いたら、問題になる。


「しゃらくさい!」

あたしは、乙女ケースを突きだした。

「兵装!」

あたしの声に呼応して、乙女ケースが剣になった。

「乙女ソード!」