「んで?どうしたんだよ。なんか進展でも見つけたのか?」



「…いや、その…松田さんって覚えてます?要さんの友達だった女の子。」


「ん?…ああ。その子がどうかしたのか?」

先輩は煙草を消して新聞から目を離し俺を見た。



「この前の休日に会ったんですよ。それで…あの事謝った時に変な違和感を感じて…。なんかよくわかんないんですけど。」



先輩はきょとんとした顔で俺を見ていた。



「お前の勘はよく当たるからなあ…、よしっ!わかった!暫くそっちを調べろ。上には上手く言っておく。あっ、あと…葛城!お前もこいつにつけ。」




「え?あっ、はい!」